大阪桐蔭が圧倒V 西谷監督「守りを仕上げて」近畿大会へ

 「秋季高校野球大阪大会・決勝、大阪桐蔭8-1東海大仰星」(4日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 大阪桐蔭が圧倒的な強さを見せ、2年連続で秋季大会王者に輝いた。

 0-0で迎えた四回に、3番・宮下隼輔内野手の2試合連続となるソロ弾で先制すると、六回にも宮下、主将・池田陵真外野手の連打でチャンスを作り2点を追加。その後も攻撃の手を緩めず、持ち前の打力で東海大仰星を突き放した。

 投げては、準決勝・履正社戦でも完投した最速150キロのエース・松浦慶斗投手(2年)が、9回を6安打1失点と好投。「継投といわれていましたが、自分は9回投げてやろうと思っていた。エースとして2試合でへばっているようじゃダメなので」と2日連続の完投でチームを頂点に導いた。

 今大会の目標にしていた1位通過で近畿大会出場を決めたが、本当の目標はその先にある甲子園での日本一。西谷浩一監督(51)は「守りを仕上げて、その上で攻撃も足を使ったりしていけるように」と近畿大会までにさらなる技術アップを促した。

 なお、3位決定戦で山田が履正社を下したため、大阪桐蔭、東海大仰星、山田の3校が近畿大会へ出場することが決まった。

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