巨人・吉川尚、原監督の采配に応える2点三塁打「思い切っていけた」
3枚
「中日2-2巨人」(10日、ナゴヤドーム)
延長10回引き分けに終わった巨人だが、八回には一時逆転。快心の一打を放ったのは、吉川尚だった。ここ5試合で10安打の活躍を見せる背番号29が原監督の強攻策に応えて見せた。
1点を追いかける八回無死一、二塁のチャンスで打席に入った吉川尚は、ここまで苦戦していた中日の先発・福谷の初球を捉える逆転三塁打。「チャンスで、思い切っていけたことがいい結果につながったのでよかったと思います」。三塁ベースに滑り込むと右拳を握り、喜びを爆発させた。
状況的には送りバントの選択肢もあった中で、原監督が出したのは「打て」のサイン。「何も考えず。しっかり来た球を打てというサインだったので。思い切って。こういう結果になったので、よかったと思います」と無欲が最高の結果につながった。
7日・阪神戦の第1打席から7打数連続安打を記録するなど、調子は上向いてきた。「少なからず、少しずつ良くなってきていると思うので、もっと貢献できるようにやっていきたいなと思います」と前を向き、11日からのヤクルト3連戦に備えた。