BC栃木 川崎宗則が西岡と再タッグ “弟分”と息ピッタリの爆笑入団会見

 ソフトバンクや米大リーグで活躍した川崎宗則内野手(39)が7日、栃木県小山市内で独立リーグ・BC栃木への入団記者会見を行った。背番号はソフトバンク時代と同じ「52」。1日に契約更新し、今季2年目となるロッテ、阪神などでプレーした西岡剛内野手(36)も会見に参加。2006年の第1回WBCで二遊間を組み、世界一に貢献した二人が共闘を誓った。

 力を合わせて世界一を勝ち取った盟友が、独立リーグで再びタッグを組む。川崎は先月24~27日にBC栃木の練習参加を経て、正式に加入。「西岡選手のプレゼンが良かった」と新天地に選んだ決め手に“弟分”の名を挙げた。

 グラウンドに立つ前から息はピッタリだ。合同会見では川崎の軽妙なトークに西岡が的確なツッコミを入れ、笑いの渦が起こった。最初の出会いから約15年。「シーズンで初めてこうやって一緒にプレーをするので、すごく楽しみ」と川崎が胸を躍らせば、西岡も「目の合図でお互いが分かったみたいな感覚がすごくあったので」と喜ぶ。

 NPB復帰を目指す西岡と目標は違うが、39歳の闘志はみなぎっている。「“熟男”というプレーを見せたい。剛(西岡)のプレーも引き上げてあげたい」と川崎。“兄貴分”の心意気に、西岡も「ムネさん(川崎)のモチベーションも上げてあげようかなと」と呼応した。

 夢の共演が実現する日は近い。寺内崇幸監督(37)は13日のBC茨城戦(小山市運動公園)で川崎をデビューさせることを示唆。西岡とそろって起用する構想を明かした。ともにメジャーに挑戦するなど経験豊富なベテランがBCリーグの戦いを熱くする。

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