秋の高知大会は有観客試合で開催へ 県民の声と経済的理由で
高知県高野連は5日、高知市内で秋季県大会(12日開幕、10月11日決勝)の組み合わせ抽選会を行い、今大会を一般客を含む有観客試合として開催することを発表した。一般客に対しては入場の際に検温のほか、追跡調査用の記入用紙を配布し、退場時の提出を求める予定。また今後の感染状況によっては大会中止を含め検討するという。
高知県内の感染状況を考慮し、日本高野連の示すガイドラインに沿って有観客試合を決定した。山崎正明理事長は「高校野球が見たいという県民の声に応えること。有観客での球場のあり方を考えていかなくてはならない」と、決断の理由を説明。県高野連の経済的な体力面も理由の一つとして挙げた。
10月には四国大会を開催する主幹県としての役割も待つ。「なんとか四国大会も有観客で行いたい」と山崎理事長。「普通の形の大会開催」を目指して、コロナとの共生の道を探る。