ドラフト候補対決 日体大155キロ右腕・森が大学ジャパン4番の中大・牧を封じる
「オープン戦、日体大4-4中大」(31日、日体大グラウンド)
最速155キロ右腕の日体大・森博人投手(4年・豊川)が中大・牧秀悟内野手(4年・松本第一)とのドラフト候補対決で持ち味を発揮した。四回から2番手として登板。「思い切り投げられた」と2打席無安打に仕留めた。
真っ向勝負にこだわった。昨夏の侍ジャパン大学代表4番を相手に「ストレートがどれぐらい通用するか」とカーブ1球をのぞいて投じたのはほぼ直球。四回は151キロで一邪飛、五回はこの日最速となる152キロで空振り三振に斬り、「自信にはなりました」と手応えをつかんだ。
五回に四球から崩れて2回3失点となったが、「いいボールは投げられた」と19日開幕の首都大学秋季リーグ戦へ調整は順調だ。バックネット裏にはヤクルトなど3球団スカウトが集結。注目される中、「(今年の)最初で最後のアピールの場」と大学ラストシーズンに照準を合わせた。