楽天・松井 初勝利球は妻と娘へ「1個じゃ足りないと思うので」

 「楽天15-0ロッテ」(27日、楽天生命パーク宮城)

 楽天・松井裕樹投手(24)が7回1安打無失点、11奪三振の好投で先発転向となった今季の初勝利を挙げた。

 チームは4連敗中も「正直、連敗を気にする余裕はなかった。1試合1試合、与えられたチャンスをものしようと思っていた」と松井。序盤は制球が乱れ危機を招くも、三回1死一、二塁ではマーティン、安田を直球で連続三振に切るなど、粘りの投球を見せた。

 直後の三回裏に味方がロメロの3ランなどで4点を援護すると、中盤以降は安定した投球。100球に差し掛かる七回も清田、代打・岡、佐藤を3者連続三振に仕留めた。

 先発転向となった今季は不振から2軍降格も経験し、登板6試合目でようやく手にした1勝。「やっぱりうれしいです」と笑みを浮かべていた。

 ウイニングボールは妻と、6月に誕生した長女に送るという松井。苦しい時を支えた家族への恩返しとなったが「1個じゃ足りないと思うので、いっぱい渡せるようにしたい」と今後のさらなる活躍を誓っていた。

 松井の先発勝利は18年9月27日・ロッテ戦(ZOZO)以来、本拠地での先発勝利は新人だった14年9月16日・ロッテ戦以来。6年ぶりとなった。

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