オリックス・由伸 25イニング連続奪三振 江夏超え日本投手新 偉業も悔し敗戦

 「ソフトバンク4-0オリックス」(25日、ペイペイドーム)

 オリックス・山本由伸投手(22)は25日、ソフトバンク13回戦で二回1死から甲斐を三振に打ち取り、24イニング連続奪三振とし、1968年・江夏豊(阪神)らが持つ日本人投手最長記録を更新した。山本は三回まで継続し『25』まで記録を伸ばし、歴代3位となった。プロ野球記録は2015年、サファテの43。なおチームは敗れ自力優勝の可能性が消滅した。

 山本は唇をかんだ。千賀との“令和の剛腕対決”に敗れた。6回2失点は役割を果たしたようにも見えるが納得はいかない。

 「きょうみたいな投球をしていると千賀さんだったりが相手だと勝てるわけない。もっともっと負けない投球をできるように」

 これで7月12日・日本ハム戦を最後に6試合勝利から遠ざかる。そんな中でも偉業を達成した。

 初回に栗原から三振を奪い、7月26日・楽天戦(楽天生命パーク)の三回から続く連続イニング奪三振を『23』とし、1968年・江夏(阪神)、80年・木田(日本ハム)、19年・種市(ロッテ)の日本人投手最長記録に並んだ。二回には1死一、二塁から甲斐を122キロカーブで見逃し三振に打ち取り、あっさりと更新してみせた。

 「試合終わってから気づきました。全然意識してない。今までやってきた練習の成果かなと思うのでうれしい気持ちはあります」

 三回1死一塁からグラシアルを145キロのフォークで空振り三振に打ち取り『25』まで伸ばした。四回は1死満塁から甲斐を遊ゴロ併殺打に打ち取りピンチを脱したが、記録は止まった。2015年・サファテ(ソフトバンク)の『43』、02年・張誌家(西武)の『28』に次ぐ史上3位にランクされた。

 五回には1死三塁から柳田の中犠飛で先制を許すと、グラシアルには左中間に一発を浴びた。

 川瀬、明石、中村晃らうるさい打者に粘られ球数が増えた。1試合5四球は自己ワースト。思うような投球ができなかった。

 「もちろん相手打者がすごいのもありますけど技術不足というかダメだった」

 悔しさをバネに今度こそ記録だけでなく、勝利につながる快投をしてみせる。

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