オリックス【きょうは何の日】1996年、馬場プロ初サヨナラ打、一触即発の首位攻防
「オリックス3-2日本ハム」(1996年8月21日、グリーンスタジアム神戸)
延長十回1死満塁から決着の一打を放ったのは“守備の人”馬場敏史だった。下柳剛から左中間にはじき返す一打はプロ初のサヨナラ打になった。
「監督に力を抜いていけって言われました。本当にいいところで打てて良かった。スライダー?そうですか最後はどうなったのか分かりませんでした」
大興奮で振り返った。
それもそのはず。日本ハムとの首位攻防戦第2ラウンドは激しい戦いとなった。
六回にはトロイ・ニールが二塁へ激しいスライディングで田中幸雄と交錯。日本ハム・上田利治監督は「ラフプレーだ!」と審判団に詰め寄っただけでなく、一塁ベンチにまで詰め寄って仰木彬監督にも猛抗議。
「引き揚げや!」
守備に就いている選手をベンチに戻し放棄試合寸前までいった。
ゲーム内容も白熱した。初回に日本ハムが田中の適時打で先制すればオリックスは二回に馬場の適時打で追いつく。八回にオリックスがイチローの好走塁で突き放したかと思えば九回に片岡篤史が同点弾で2試合連続の延長戦へ。最後は今季7度目のサヨナラ打で決着した。
2位・日本ハムとは6月25日以来の1・5ゲーム差に開いた。
当日のスタメンは次の通り。
(7)田口 壮
(4)大島公一
(8)イチロー
(D)トロイ・ニール
(3)D・J
(9)藤井康雄
(5)馬場敏史
(6)小川博文
(2)高田 誠
(P)野田浩司
