「高校野球神奈川大会・準々決勝、三浦学苑７－６横浜」（１６日、バッティングパレス相石ひらつか）

　名門・横浜がまさかの準々決勝敗退となった。プロ注目の左腕・松本隆之介投手（３年）が先発し、５回４安打１失点。打線は序盤に６点をリードしたが、六回から継投したプロ注目の右腕・木下幹也投手（３年）が４回６安打６失点と踏ん張れず逆転負けとなった。

　左右の二枚看板で挑んだ夏。松本の中で木下の存在は大きかったという。「練習でも木下に負けたくないという一心で自主練やトレーニングをやってきた」と、常に意識していた。ライバルだからこそ信頼する木下への継投にも「不満はなかった。自分が１点を取られた悪い流れで交代したのが情けない」と自身への悔しさをにじませた。

　「ここで負けたのはふがいないというかやり残した」と松本。それでも、卒業後は「プロに行きたい」と夢を語る。日本高野連とＮＰＢが共催する合同練習会への参加は未定だが、この悔しさを糧に、次のステップへとつなげる。