ヤクルトの村上宗隆内野手（２０）が１２日、「大樹生命月間ＭＶＰ賞」（６、７月月度）を受賞。プロ３年目、２０歳での初受賞に喜びがあふれた。

　この日行われた会見では、開口一番に「すごくうれしく、光栄に思います」とし、「活躍したいなと思っていたので、さらにこの先も多く取っていけるように自信につなげていきたい」と話した。３５試合で、打率・３３９。６本塁打、３７打点の活躍だった。この数字を改めて効くと、「去年の自分と違う自分を見せられているかな」とはにかんだ。

　７月２日の広島戦では自身初のサヨナラ満塁弾を放つなど、４番としてチームの勝利に貢献。それでも印象に残っているのは、打てなかった試合だという。「１死満塁で回ってきて、僕が打てずに引き分けに終わってしまった試合がある。その打席が今季、僕の中で心に残っています」。打てなかった悔しさを胸に刻み、さらに前へ。「今は勝率５割で、貯金もないですが、優勝できるように頑張ります」と表情を引き締めた。