大阪桐蔭 宿敵・履正社に敗れた…藤江7失点、西谷監督「ヘタな野球をした」

 「高校野球大阪大会・準決勝(最終戦)、履正社9-3大阪桐蔭」(10日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 大阪大会の準決勝が行われ、大阪桐蔭は昨夏王者の履正社に敗れた。今大会は準決勝で打ち切りとなるため、この日が最終日となったが、履正社は15日、大阪桐蔭は17日に、甲子園交流試合にそれぞれ出場する。

 大阪桐蔭は宿命のライバル、履正社に屈した。左腕の藤江星河投手(3年)が二回と四回に集中打を浴び、7失点。西谷浩一監督(50)は「勝って交流試合(17日の東海大相模戦)を迎えたかったが…。粘れなかったのが敗因。ヘタな野球をした」と無念の表情を浮かべた。

 3番の小深田に3打席連続安打されるなど、猛攻を食い止められなかった藤江は「ボール先行になってしまい、テンポとリズムにズレが出た。気持ちが行き過ぎてしまった」と悔やむ。大阪桐蔭が履正社に敗れるのは2年前の秋、大阪大会決勝以来となった。

 劣勢のなか、新チームに光明も見えた。6六回から3回を無失点に抑えた2年生左腕の松浦慶斗投手だ。オリックスのスカウトのスピードガンで自己最速となる150キロを計測。これまでの147キロから3キロ更新。「新チームになったら先輩たちの分まで履正社を倒して甲子園に行きたい」。この敗戦を糧に、同じ2年生で154キロ右腕の関戸とともに切磋琢磨(せっさたくま)する。

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