「阪神１－４巨人」（５日、甲子園球場）

　巨人が連日の快勝劇で今季最多を更新する貯金１２となり、首位をキープ。それでも、原監督は上り調子の相手先発・藤浪に警戒心を抱いた。

　「何か安定感がありましたね。数少ないチャンス。２回しかなかったんじゃないでしょうか。そこでうちのバッター陣がものにしてくれました。非常に手強いピッチャーが戻ってきたなという感じはしますね」

　序盤から１５０キロ超の真っすぐに差し込まれ、強力打線は５回まででわずか１安打１得点。だが、六回に藤浪の失策につけ込んで一挙３点を奪取。岡本と大城の連続長短打で勝利の道筋を作った。

　先発・戸郷は自身初の１０奪三振と虎打線を圧倒し、自己最長の八回途中４安打１失点で４勝目。指揮官は「今日はとにかく粘っていこうという中で、粘り強く放ってくれたと思います」と評価した。