横浜・村田新監督が公式戦初陣星「やっぱり熱くなります」

初陣で指揮を執る横浜・村田監督(撮影・開出牧)
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 「高校野球神奈川大会・2回戦、横浜10-0戸塚」(5日、サーティーフォー保土ケ谷球場)

 4月に就任した横浜・村田浩明新監督が、公式戦初陣を六回コールドの大勝で飾った。二回に4安打を集中させ、2点を先制。以降も冨田進悟外野手(3年)の右翼場外への3ランなどで突き放し、15安打10得点と圧倒した。

 母校のユニホームに袖を通しての大会での指揮に「やっぱり熱くなりますよね」と、自然とボルテージは高まった。ベンチから身ぶり手ぶりを交えて、ナインに指示。四回2死一、三塁ではエンドランを仕掛けるなど、恩師である渡辺元智元監督らに学んだ足を絡めた攻撃を体現した。

 今秋ドラフト候補に挙がる投打の主力も結果で応えた。元ヤクルトの度会博文氏の次男・隆輝内野手(3年)は2安打2四球と全打席で出塁。先発を任された最速152キロ右腕・木下幹也投手(3年)も5回2/3を被安打1で無失点に封じた。

 夏の甲子園中止決定を受けてすぐにテレビ会議アプリ「Zoom」で保護者やスタッフらと話し合い、最上級生のみで挑むことを決めていた。「何とか継承できるように」と名門の新たな歴史を刻むことを誓う新指揮官。聖地が懸かっていなくとも、激戦区・神奈川の頂点を全力で取りにいく。

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