国士舘 エース中西が完封で昨夏の雪辱果たす「焦らず冷静に」
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「高校野球西東京大会・4回戦、国士舘2-0日野」(1日、ネッツ多摩昭島スタジアム)
国士舘の先発・中西健登投手(3年)が完封の好投を見せた。昨夏に敗れた日野相手に雪辱を果たした。
今大会初先発となった中西。先頭打者を三振に仕留めると、2番を三邪飛、3番を空振り三振とテンポ良く抑え、上々の立ち上がりを見せた。しかし「初回に飛ばしすぎてばてた」と後半は苦しい展開が続いた。それでも「焦らず冷静にできた。何も考えずに全力で腕を振った」と粘りの投球でスコアボードに0を並べた。永田昌弘監督(62)も「この展開では中西しかいない」と絶対的信頼を置くエースの力投で昨夏の借りを返した。
また、この日で国士舘の3年生計30人がベンチ入りを経験。試合展開により全員が出場とまではならなかったが永田監督は「30人ベンチ入りという目標を達成できた」とうれしい1勝となった。