早実・田和5安打完封 2年生右腕、連投で反省生かした
「高校野球西東京大会・2回戦、早実5-0八王子実践」(28日、市営立川球場)
早実の2年生右腕・田和廉投手が散発5安打で完封した。終始、雨が降り続いた中、粘り強いピッチングを見せた。
前日27日の八王子学園八王子戦にも先発して5回3失点。普段はスリークオーターだが「横から放ると抜けてる球が多かった」と反省。この日はオーバースロー気味に投じ、一夜で修正してきた。さらに歩幅を半足分、短くして雨対策も万全。和泉実監督(58)も「本当に粘り強くやってくれたと思います」と好投を称えた。
4番には同学年の清宮が座る。「自分も堂々といかないと、という気持ちで負けないように頑張っています」と切磋琢磨(せっさたくま)する間柄だ。京都府出身だが、早実野球に憧れて入部を決意。人一倍強い思いで腕を振った背番号「10」がチームを勝利に導いた。