智弁和歌山の小林樹斗が150キロをマーク 6球団スカウトも熱視線

9回から登板し、力投する智弁和歌山・小林樹斗=紀三井寺公園野球場(撮影・北村雅宏)
9回から登板し、力投する智弁和歌山・小林樹斗=紀三井寺公園野球場(撮影・北村雅宏)
4回、適時打を放つ智弁和歌山・細川凌平=紀三井寺公園野球場(撮影・北村雅宏)
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 「高校野球和歌山大会・2回戦、智弁和歌山5ー1南部」(28日、紀三井寺公園野球場)

 智弁和歌山のプロ注目右腕の小林樹斗投手(3年)が、九回の1イニングに登板。オール直球で無安打2三振で3人で抑えた中、ネット裏のプロのスカウトのスピードガンで、自己最速を2キロ更新する150キロを記録した。

 「バッターの反応的に(まっすぐに)合ってなかったので、まっすぐでいきました。自分としてはいつも通りの感覚でしたが、今日ぐらいの力感で150という数字が出ていたのであれば、体のコンディション的にも悪くなかったのでこれを継続できるように準備したいです。そこまで力んでなかったです」

 先頭打者を二ゴロに打ち取ると、続く打者を149キロ直球で空振り三振に。2死から迎えた打者に対しての2球目で150キロを記録すると、最後は148キロで見逃し三振に仕留めた。

 「(力の入れ具合は)6割、7割ぐらいですね。6割、7割がコントロールも安定して投げ込める力感なので。最後はきっちり抑えられたので、最後は甘く入りましたが、いい球も多かったので100点に近い投球だったと思います」

 この日は阪神らプロ6球団7人のスカウトが視察。同じくプロ注目の智弁和歌山・細川凌平内野手(3年)は「1番・遊撃」で出場し、初回に先制点につながる中前打を放ち、四回2死一、二塁では適時左前打を記録。4打数2安打1打点という成績だった。

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