「楽天５－４オリックス」（２６日、楽天生命パーク宮城）

　オリックスは３点を先取するも守り切れず。最後は同点の八回から登板したヒギンスが先頭の小深田の四球のあと、茂木に右中間三塁打で決勝点を献上した。

　ヒギンスは６月２７日・ロッテ戦に来日初登板。無死満塁を無失点で切り抜けるミラクル快投から１０試合連続無失点だったが、来日初失点となった。

　西村徳文監督は「ここまで点を取られてないわけだから。みんな信頼してますよ。ずっと抑えてくれていたんですけど、点を取られることはいつかあることですからね」とセットアッパーを責めることはなかった。

　それよりも打線にあと１本が出なかった。

　「初回に３点は取ったんだけど、二、三、四回とね。もう１点あそこでね、欲しかったゲームだったんですけどね」

　初回に無死二塁から大城がバントの構えから藤平に頭部死球を受け退場。ジョーンズの押し出し四球、宗の２点適時打で３点を先取したが、なかなか追加点が奪えなかった。

　先発の山本がリードを守れず追いつかれた。

　「本来の山本の姿とは少し違ったのかなとは思いますけどね」

　次カードの日本ハム戦は５連戦。開幕から山本が投げてきた日曜日は試合がない。

　次回登板について指揮官は「それは言えない。それは言えない。どうするかってのは決めてますよ、ちゃんと」と明かすことはなかった。