楽天&巨人“メジャー式”で移籍活性化 石井GMトレード8件目

 楽天・高梨雄平投手と巨人・高田萌生投手のトレードが合意に至ったことが14日、両球団から発表された。

 両球団間のトレードは6月25日に発表されたウィーラー内野手と池田駿投手に続き、今季2例目。3週間で2度、同一球団間でのトレードが実現する異例の展開となった。

 連続での電撃トレード実現は、失敗を恐れず積極的に戦力補強を行う“メジャー式”の両球団だからこそ。現役時代にメジャーでもプレーした石井GMは18年9月に就任して以降、8件目。一方、巨人も原監督が復帰した19年シーズン以降、楽天に次ぐ5件目となった。そのうち、4件が両球団間のものだ。

 石井GMは今回のトレードについて「高梨は巨人に望まれて上でも出場機会があると感じたので、それならうちも将来性の選手が欲しいので高田だったらという条件のなか、成立したトレードです」と、説明した。前回のウィーラーも出場機会を求めてのものだったが、今回も高梨の立場を考えての移籍実現となった。

 同GMは「高田はかなり有望な選手。イースタンの中では知っているなかでトップレベル。これからローテーションに入る逸材と思っている」と期待した。

 高梨は18年に70試合に登板の実績を持つ左サイドスローのリリーフ投手。巨人は守護神デラロサが離脱したことでブルペン強化が課題となっている。一方、楽天は則本昂、岸らに続く先発投手の台頭が課題なだけに、高田への期待はふくらむ。

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