陰性証明されないと大谷取材できない…MLB担当記者が現地PCR検査レポ

記者が訪れたロサンゼルス近郊にあるPCR検査場(撮影・小林信行)
手渡されたPCR検査キット(撮影・小林信行)
Eメールで届いた検査結果は「NEGATIVE(陰性)」だった(撮影・小林信行)
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 エンゼルス・大谷が夏季キャンプを行う米アナハイム。新型コロナウイルスが猛威を振るう同地に、デイリースポーツ大リーグ担当・小林信行記者が取材に訪れたところ、14日間の自主隔離またはPCR検査で陰性が証明される必要がある、と門前払いを食らった。検査を通じて、小林記者が見た西海岸の現状をレポートする。

  ◇  ◇

 黒と黄のバリケードテープと「車の窓は開けるな」の表示板を目にして緊張が走った。記者が米ロサンゼルス郊外でドライブスルー方式のPCR検査を受けたのは7日のことだ。

 エンゼルス・大谷の夏季キャンプを取材するため、2日に自宅があるシアトルから空路でアナハイム入り。ところが、本拠地エンゼルスタジアムでまさかの門前払い。球団の説明によれば、飛行機利用者は14日間の自主隔離が必要で、PCR検査で陰性が証明された場合に限り、入場を許可するという。アナハイム市が属するオレンジ郡から通達された感染拡大防止策だった。

 1日も早く取材現場へ出たい一心でネットを検索。隣接するロサンゼルス郡でドライブスルー方式のPCR検査を無料で実施していることを知る。

 ところが、週末を挟んでいたこともあり、予約は3日後までいっぱい。さらに、結果が出るまで3~5日かかるとあったが、選択の余地はなかった。

 検査場入口で窓越しに身分証明の免許証を見せて車を進める。2センチほど開けた窓の隙間からマジックハンドで検査キットを手渡され、検査法を説明された。

 「右の鼻の穴に綿棒を1インチ(2・5センチ)以上突っ込んで10秒間かき回し、次に左の穴も同じように」

 そう、ロサンゼルスのドライブスルー方式の検査場はすべてセルフ。粘液を採取した綿棒は保存液入りの筒状の容器に入れ、収集箱に投げて終了。時間にして20分ほどの工程だ。

 検査を待つ間の心境は複雑だった。日頃からマスク着用、手洗い・うがいを徹底しているつもりだが、「無症状で感染しているかも」と不安になった。3日後、メールで届いた結果は「NEGATIVE(陰性)」。晴れて大谷の練習を取材できるようになったが、オレンジ郡の1日の新規感染者数は6日連続で1000人を超えている。今後、記者が感染しない保証はどこにもない。

 検査場の係員の話では、1日の利用者は平均400人。今後は平日だけでなく、日曜日も実施するという。収束どころか感染は拡大を一途をたどっている。「4月下旬に開設した当初は7月には必要なくなると言われていたが、8、9月、いや、年末まで続くかもしれない」。その言葉を聞いて暗い気持ちになった。

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