履正社またまた星稜と激突!昨夏決勝同カード 関本「圧倒して、勝って終わりたい」

 「2020年甲子園高校野球交流試合」の組み合わせ抽選会は8日、32校の主将によるオンラインで行われ、第4日第1試合は昨夏の決勝戦と同カード、履正社と星稜の対戦となった。両校は昨春のセンバツから甲子園で“3季連続”の対戦で、春は星稜、夏は履正社が勝利している。履正社の主将を務める元阪神・関本賢太郎氏(41)の長男、関本勇輔捕手(3年)は、大阪・茨木市内の履正社グラウンドで大一番での必勝を誓った。

 抽選を引いた履正社の関本主将は「あっ」と小さく口を動かした。悔しさも喜びも、この相手とともにあった。高校野球の最後は、星稜との戦い。「うれしい気持ち」とあふれ出る喜びとともに「圧倒して、しっかり勝って終わりたい」と新たな闘志も湧いてきた。

 昨年のセンバツでは、奥川恭伸(現ヤクルト)を擁する星稜に完封負け。夏は決勝戦で再び星稜と対戦し、熱戦を制して初優勝を果たした。抽選後の岡田龍生監督(59)は「高校野球はドラマやなと思った」と驚きの表情。「春に完敗して、打倒星稜さん、奥川君をどうやって打つかと考えてやってきた(夏までの)3カ月が、チームを大きくしてくれた。最後の1試合は、昨夏をもう一度思い出して臨みたい」と言う。

 昨夏、背番号12でベンチにいた関本は「ピリッとした雰囲気を主将としてつくっていきたい」と言う。昨年の主将、野口海音が優勝を決める適時打を放った場面は忘れられない。今度は自分が主将の重責を担う番だ。

 昨年6月末には父と同じプロへの進路を明言。甲子園でも「自分の夢をかなえるためにはまだアピールが必要」と存在感も見せたい。紆余(うよ)曲折を経て立つ1試合だけの夢舞台。「感謝してプレーしたい。去年の夏のような熱い試合、粘り強い試合がしたい」。持てるすべてを出し切ってみせる。

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