巨人 原監督「賭けゴルフ」報道は事実無根「週刊新潮」に記事取り消しと謝罪文掲載要求

 巨人は24日、25日に発売される「週刊新潮」(2020年7月2日号)に「『原』監督 常軌を逸した『賭けゴルフ』」とする記事が掲載されることが分かったため、事実関係を調査したところ、記事は告発者とされる男性の虚言を中心に荒唐無稽な事実無根の内容で構成されていることから24日夕、株式会社新潮社と週刊新潮編集部に対し、代理人弁護士を通じて厳重に抗議するとともに、記事の取り消し及び謝罪文の掲載を要求したと発表した。

 記事は「十数年前から一緒にラウンドしてきた50代の男性」(以下「当該男性」)の証言を根拠に、原監督が高額の賭けゴルフを繰り返してきたと指摘。球団は、そのような事実は一切ないとしている。記事に掲載されている原監督と当該男性のツーショットの写真は、2007年12月に撮影。その後、当該男性はゴルフ仲間と音信不通になっており、原監督もこの10年以上、当該人物に会ったこともないという。

 球団は「このような当該男性の証言のみに依拠し、これを否定する当球団の回答を一方的に無視しており、裏付け取材を一切行っていない悪意に満ちた記事と言わざるを得ません」とした。

 また、記事は「常習賭博『笠原事件』の土壌を作ったのは親分『原辰徳』」などの見出しを掲載。原監督が賭けゴルフを繰り返していたことを前提に「ギャンブルに寛容なチームの風土をすすんで醸成してしまった」などと記述している。これに対し、球団は「野球賭博事件は、逮捕された当球団の元選手がチームメイトを野球賭博に誘い込んだことが東京地裁の判決でも認定されており、それを原監督と強引に結びつける見出しは、原監督の名誉を著しく毀損するものです」と主張している。

 球団は23日、週刊新潮編集部に対して「原辰徳監督が知人と高額な賭けゴルフをした事実は一切ありません」と回答。悪意ある虚言に基づく記事を掲載しないように警告したとしたうえで、「週刊新潮編集部が本件記事の掲載を強行したことは甚だ遺憾で、速やかに本件記事を取り消し、謝罪文を掲載するよう求めた次第です」としている。

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