プロ野球 セ・パでなぜ違い?CS開催セは断念、パは短縮開催の理由を説明

 プロ野球のセ・パ両リーグは15日、オンラインで会見を開き、新型コロナウイルスの影響で変更となったシーズン日程を発表した。

 クライマックスシリーズについては、両リーグで方向性が分かれた。セは完全に中止。パは11月14日から従来の方式を短縮して、1位と2位のみで行われることになった。1位にはアドバンテージ1勝が与えられ、4試合制の3戦先勝となる。

 両リーグで判断が分かれた理由について、それぞれのリーグ統括が説明。セの杵渕統括は「クライマックスの開催意義はリーグ理事会で検討したが、ここ数年の気象条件、選手の感染は起こってほしくないが、今年はどういうことが起こるか分からない不確定要素がある。セはドーム球場が2つで、(毎年)日程消化に苦慮していることも含めて総合的に判断した」と語った。セは東京ドーム、ナゴヤドーム以外の本拠4球場が屋外であることを理由に挙げた。

 パはCS開催の理由について、保科統括は「ファンの皆様に最後まで興味を持っていく施策が必要という判断、その一点です」と説明した。

 両リーグで違いが生まれることについては、12球団で意向を確認済み。杵渕統括は「いずれの形でもそろうのが望ましいが、環境の違いがございまして、両リーグで分かれた。残念ですが、最良の判断をした」とし、保科統括も「各リーグで何を重視するか、重視すべき点を持って決めるということで12球団代表者会議でも合意をみている」とした。

 また、セは11月7日のシーズン終了から日本シリーズまでの予備期間が空くことになるが、杵渕統括は「(日程に)潤沢に余裕があるかどうか。今年、どれくらい雨天中止になるか分からない。120試合完全消化を目指すことになると、この予備日でも終わるか分からないので、異論はなかった」とした。

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