巨人・大城 開幕マスク前進弾!原監督「今年伸びた選手」

 「巨人紅白戦、白組0-2紅組」(31日、東京ドーム)

 東京ドームに強烈な打球音が響き、巨人・大城がゆっくりと静寂のグラウンドを走りだす。3月25日の練習試合・中日戦以来の1軍実戦で、自身初の開幕マスクに大きく前進する先制ソロ。コロナ対策で仲間たちとは“エアハイタッチ”だったが、久々に心が沸き立った。

 0-0の四回1死。サンチェスの浮いたボールを完璧に捉え、右翼席中段に運んだ。「ファーストストライクを思い切り振れたことが良かった」。助っ人右腕をリードしていたのは昨季まで5年連続開幕マスクの小林。ライバルの目の前で自らの存在価値を高めた。

 打席で体を大きく揺らしながらタイミングを取る新たな試みも「継続して」と手応え十分。原監督は「今年の中で伸びた選手ですね。体も大きくなったし、飛距離がね」と成長に目を細め、「可能性はすごく大きく見えますね。楽しみな選手です」と期待を寄せた。

 この日は公式戦で一度も記録したことのない盗塁も成功。守備面ではテンポを意識して3人の投手の持ち味を導き、レギュラーが並ぶ白組をシャットアウトした。

 開幕投手は東海大相模-東海大の大先輩・菅野。コンビ結成は現実味を帯びてきている。昨年現役を引退した阿部2軍監督の後継者となり得る“打てる捕手”が、定位置争いに終止符を打つ。

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