高校野球 栃木は県独自の公式戦開催 トーナメント断念なら“記念試合”も

 栃木県高野連は28日、宇都宮市内で臨時理事会を開いて第102回全国高校野球選手権栃木大会の中止を受けて県独自による無観客での公式戦開催を決めた。日程案として、7月18~8月2日の土日や祝日での試合実施を予定。参加校数が多くなればトーナメントを断念することを示唆した。

 25日に監督幹事会では何らかの場を望む声が多く、今回の会議でも全会一致での決定に至った。ただ、授業時間の確保などを考慮すると日程は限られている。同連盟・藤田光明理事長は、加盟61校の多くが参加した場合「日数的なものを考えてトーナメントはちょっと難しいかな」と見解を述べた。

 各校1試合のみでの打ち切りやリーグ戦方式などあらゆる可能性を探り、6月16日の運営委員会で詳細を再協議していく。また、この日は山形県高野連と新潟県高野連も県独自の大会を開催する方針で準備を進めることを決めた。

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