夏の甲子園、無観客でも開催して!アンケートで「中止やむなし」を上回る

 昨年の全国高等学校野球選手権大会開会式
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 日本高野連の小倉好正事務局長(62)は19日、報道陣に書面で対応。20日に開催される第102回全国高校野球選手権大会(8月10日開幕予定・甲子園)の第2回運営委員会で大会の開催可否を慎重に議論する意向を示したが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で戦後初の中止の方向で検討されており、同会議後に正式に発表される見込み。またこれに関しデイリースポーツオンライン上で募ったアンケートでは、無観客でも開催を望む声が中止やむなしの意見を上回る結果となった。

 最後まで議論は尽くす。小倉事務局長は開催可否を話し合う20日の運営委員会に向け「第102回全国高等学校野球選手権大会を主催するものとして、あらゆる状況を想定し、準備をしてきました。明日の運営委員会では、慎重審議に努めたいと思います」とコメント。ただ、厳しい現状は変わらない。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、大会開催による選手の健康面のリスクは拭いきれないまま。加えて、まだ休校措置が解除されず、部活動も再開できていない学校が多い現状から、準備期間の短さも含めて開催困難の声が強まり、中止の方向で検討されることになった。

 春のセンバツや、47都道府県の春季大会も中止(準決勝以降打ち切りの沖縄を含む)。せめて夏の甲子園はという思いは球児であれば当然で、周囲からも開催を望む声は多い。この日大阪市内の高野連に、アスリートを目指す中学生らをサポートする「アスリートワークス社」の徳丸博之代表から、午後2時時点での開催を求める1万1058人の署名も届けられていた。

 また、デイリースポーツ独自のアンケートでも大会開催を望む声が上回った。それだけに、正式に中止と決まれば、多くの夢が失われる形となる。大きな注目を集める中、運命の一日を迎える。

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