台湾プロ野球、今季初めて“有観客試合” ファンは健康証明書を提出、本人確認も

 台湾プロ野球(CPBL)は8日、台中の洲際棒球場で楽天対中信兄弟、新荘棒球場で統一対富邦の2試合で今季初めて観客を入れて試合を行った。

 1000枚用意されたチケットは年間指定席の購入者、ファンクラブ会員から優先に販売。台中洲際は完売、新荘も大部分が売り切れとなった。

 観客は、マスクを着用した上でチケットを提示し、サーモグラフィーによる検温、消毒を行った後、健康証明書を提出、身分証による本人確認を経て入場。スタンドでは、前後左右、一定の間隔が確保された指定席に着席し、他の席への移動は認められない。

 当初は売店の営業も予定していたが、中央感染症指揮センターの指導により、球場内の飲食は水分補給を除き禁止となった。

 新荘にはコロナ対策の実務トップで、国民の高い支持を集める中央感染症指揮センターの陳時中部長が招待されたほか、武漢からのチャーター機の消毒作業などにあたった軍人が国歌を斉唱、大きな歓声が起こった。

 背番号「0」のユニホームを着て登場した陳時中部長は「きょうの新規感染者も0人だった。これは国民全体の努力の成果だ。台湾は今、健康で持続可能な防疫対策、という新たなステージに入った。野球観戦はそうした生活にぴったりだ」と喜びを表した。

 台湾は新型コロナウイルスの国内新規感染者が26日間連続で発生していない。

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