プロ野球、球宴中止の可能性も…7月開幕が現実味 緊急事態宣言の延長決定で

  新型コロナウイルスの感染拡大で政府が4日、緊急事態宣言を5月末まで延長したことを受け、プロ野球の6月中の開幕は極めて厳しい状況となった。現時点で同宣言下は自主練習期間という方針で、この方針のままなら全体練習再開は最短で6月1日。実戦を含めた調整期間確保の必要性から、7月の開幕が現実味を帯びてくる。

 次回の12球団代表者会議は11日を予定。宣言中の調整も検討課題の一つで、オリックス・森川球団本部長は「全体練習を始められるかというのも、12球団で統一した行動になる」との見通しを示しつつ、「代表者会議で合意が得られれば、その日から(全体練習に)シフトされることになると思う」と、早期の全体練習再開にも含みを持たせた。

 開幕が7月まで延びれば、球宴中止の可能性が高まる。また交流戦中止決定時に想定していた公式戦125試合の実施も困難になるとみられ、「ホーム・ゲームの数は、60試合を最低数とする」と年間120試合をシーズン成立条件としている野球協約の改定も迫られる。NPBは専門家の意見も聞きながら、慎重に議論を進める。

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