MVP中村紀洋氏 中日53年ぶり日本一番組を娘と視聴「胸が熱くなりました」

 中村紀洋氏
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 近鉄、中日などNPB5球団で通算404本塁打を誇る中村紀洋氏(46)が7日、自身のインスタグラムを更新。この日、BS1で放送された「あの試合をもう一度!スポーツ名勝負『2007日本シリーズ 夢の“完全試合”V』」を視聴したことを報告し、「当時を思い出し胸が熱くなりました」とシリーズ最高殊勲選手賞に輝き、中日の53年ぶりの日本一に貢献した球史に残る一戦を振り返った。

 試合は07年11月1日、ナゴヤドームでの中日と日本ハムによる日本シリーズ第5戦。落合監督率いる中日が3勝1敗と王手を懸けており、日本ハムのエース・ダルビッシュと中日・山井が先発した。山井が八回終了まで完全投球を続けていたが、落合監督は1-0とリードしていた九回に守護神・岩瀬を投入してパーフェクトリレーを完成。中日が53年ぶりの日本一に輝いた。しかし試合後から現在に至るまで、落合監督の投手交代を巡って球界関係者、ファンの間でも賛否が絶えない一戦でもある。

 中村氏は「5番・三塁」で先発出場。この試合は3打数1安打だったが、シリーズ5試合で18打数8安打4打点、打率・444と大暴れ。前年オフにオリックスを退団し、入団テストを経て育成枠からはい上がったMVP獲得に男泣きした。

 中村氏はインスタグラムに「中日ドラゴンズで日本シリーズMVPを受賞した時の放送がBS1で流れました 当時を思い出し胸が熱くなりました」と感慨に浸った。「娘たちはいつも球場か画面の前で応援してくれていたので一緒に観る試合は不思議な感覚」と自宅で番組を視聴する写真をアップ。続く投稿では記念ボールとMVPのトロフィーも掲載し、当時を懐かしむファンの思い出を呼び起こした。

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