中日・山井の幻の完全試合 谷繁氏が明かす舞台裏…交代直前コーチに告げた言葉は

 日本シリーズ第5戦、8回をパーフェクトピッチングで降板した山井=07年11月1日、ナゴヤドーム
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 横浜、中日で活躍した谷繁元信氏(49)が7日、BS1で放送された「あの試合をもう一度!スポーツ名勝負『2007日本シリーズ 夢の“完全試合”V』」に出演。捕手としてパーフェクトリレーを導いた歴史的一戦の舞台裏を語った。

 試合は07年11月1日、ナゴヤドームでの中日と日本ハムによる日本シリーズ第5戦。落合監督率いる中日が3勝1敗と王手を懸けており、日本ハムのエース・ダルビッシュと中日・山井が先発した。

 山井は八回終了までパーフェクト投球を続けていたが、落合監督は1-0とリードしていた九回に守護神・岩瀬を投入する。完全試合リレーは完成し、中日は53年ぶり2回目の日本一に輝いた。しかし試合後、落合監督の投手交代について球界関係者、ファンの間でも賛否が巻き起こった。

 番組では落合監督の優勝インタビューまで試合をフル放送。谷繁氏は山井の交代について「受け手として七回終わりぐらいから山井のスピード、キレ、コントロールが落ち、少しずつ甘く入ってきていましたから。八回を終えてベンチに帰って、投手コーチに『どうだ?』と聞かれて『まず山井に聞いてください。でも僕は正直、代えた方がいいと思います』というようなことは言いました」と明かす。そして「なぜかというと、日本一になりたかったから。単純にそれだけでした」と説明した。

 14年から16年まで中日の監督を務めた谷繁氏。同じ場面が巡ってきたらどうするかと問われると「同じ場面がないことを祈りますが…」と少し考えて「もしあったなら、難しいですよね。もしかしたら代えなかったかもしれませんけど…いろいろな条件がありますよね」と答えた。そして「代えた決断というのは僕はすごいと思います」と落合監督のすごみを強調した。

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