昨春準V習志野が校内で準優勝旗返還式 参加者全員マスク着用

昨センバツ準優勝旗を返還する習志野・角田勇斗主将(中央)。左は毎日新聞社取締役・広田勝己氏、右は小林徹監督=千葉・習志野高校(撮影・開出牧)
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 昨春センバツで準優勝した習志野が6日、千葉・習志野市内の同校で第91回選抜高校野球大会準優勝旗返還式に参加した。昨春も遊撃のレギュラーを務めた主将・角田勇斗内野手(3年)が準優勝旗を大会主催者に返還。「数々の学校が受け取っている準優勝旗なので、とても重たく、貴重なものだなと感じました」と背筋を伸ばした。

 チームは昨秋の関東大会8強で、開催されていたとしても今春センバツへの出場を逃していた。本来は甲子園で同大会の開会式内に角田1人で戻すはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大を理由に中止となったことでかなわず。自校で参加者全員がマスク着用のもと、執り行われた。

 現在も“コロナ禍”は続いており、チームも2月末以降は全体練習がほとんどできていない。今春の千葉大会も中止となるなど苦境下で、角田らナインは個人練習などできる限りを尽くして今夏の千葉大会に備える。

 小林徹監督は「子どもたちが夢、または希望がかなえられるような、精いっぱい、泥だらけになりながら練習ができる日が1日でも早く来ることを、我々指導する立場の人間としても願ってやみません」と終息を望んだ。

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