ソフトバンク・スチュワート 興奮“初星”5四球も最速154キロ

 「練習試合、ソフトバンク4-2ロッテ」(20日、ペイペイドーム)

 本拠地のマウンドに上がったのは開幕投手のソフトバンク・東浜ではなく、18年米大リーグドラフト1位右腕だった。キャンプ中に1軍の紅白戦で登板機会があったスチュワートだが、対外試合は初めて。「緊張と興奮があった」と初回だけで3与四球も最速154キロなど大器の片りんをのぞかせた。

 四回にレアードにソロを浴びたものの5回を3安打1失点。与四球5で奪三振5と、課題と収穫がはっきり出た中でも“初勝利”をつかみ取った。「いいボールを投げれば、1軍の打者からでもアウトを取れる」と、巡ってきたチャンスで手応えをつかんだ。

 来日2年目で筑後のファーム施設には福岡市内から一人で地下鉄と新幹線を乗り継ぎ、約1時間かけて通勤する。もっとも今後の成長のスピード次第では、筑後通いを“卒業”する日もそう遠くないかもしれない。

 「1軍で投げられるようになるのが目標。今は2軍の中で1番の投手になれるように」。入団会見で「日本一の投手」を掲げた20歳が、着実に階段を上がっている。

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