慶大・木沢9球団前に150キロ プロ注目右腕にスカウト集結

 「オープン戦、慶大11-4日体大」(13日、慶大グラウンド)

 今秋ドラフト候補で最速155キロ右腕の慶大・木沢尚文投手(3年・慶応)が13日、横浜市内の同大学グラウンドでの日体大戦に先発して6回2失点と好投した。阪神など9球団スカウトの前でこの日最速150キロ。毎回の9奪三振と順調な仕上がりを披露した。

 新型コロナウイルス対策で、コメントは部を通じてとなったが「序盤は真っすぐで押して、そこから変化球をまぜて試合を作れた」という口調にも自信がにじむ。直球の球威はもちろん、スプリットなど変化球でも打者のバットに空を切らせた。視察した阪神・平塚スカウトも「(この時期は)これで十分」と評価した。昨秋チームは大学日本一に輝いたが、右腕自身はわずか登板1試合と満足に貢献できず。ラストイヤーはフル回転を誓う。

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