巨人8連敗でOP戦球団ワースト更新…原監督渋面「こだわっていないけどね…」

 「オープン戦、巨人2-3楽天」(13日、東京ドーム)

 投打の柱が仕事を全うしても、勝利に結びつかない。逆転負けを喫した巨人・原監督は「特に(勝敗に)こだわっていないけどね…」と声を絞った。オープン戦の球団ワーストを更新する8連敗。開幕は4月10日以降に延期となったが、11戦連続勝ち星なしの現状は楽観視できない。

 先発は3年連続6度目の開幕投手に内定済みのエース・菅野。3回1安打無失点と順調な調整ぶりを披露し、指揮官も「一番良かったですね」と絶賛した。四回には主砲・岡本がバックスクリーン左へ2戦連発の3号先制ソロ。六回には、メジャー通算1312安打の新助っ人・パーラが中前適時打を放った。

 だが、終盤に雲行きが怪しくなる。1点リードの八回、古川が小深田に同点ソロを浴び、小郷に勝ち越しスクイズを決められた。「(選手は)必死にやっていると思います」としながらも、原監督は険しい表情で戦況を見守った。

 当初の予定通り3月20日に開幕していれば、この日はちょうど1週間前。「『ベストを尽くそう』と選手に言っていますけど」。8年ぶりの日本一奪還へ、何かが足りない。G党に歓喜を届けるため、今は無人の東京ドームで必死に牙を研ぐ。

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