選手調整に20日から開幕までの延期公式戦流用も 2軍戦活用案なども浮上

 3月20日に予定していたプロ野球開幕が延期となったことを受け、新たな開幕日までの調整案の一つとして、同日から公式戦で予定されていたカードを、そのまま流用することが検討されていることが10日、分かった。

 「オープン戦としてやろうか、という案はセ・リーグから出ていた。球場も確保しているし、放送も約束いただいているところもあるので」とセ・リーグ球団幹部。この場合、球場はすでに確保されており、さらには当初から予定されている日程を消化するため、新たな調整の必要が少なくて済む。

 開幕延期に伴う選手の調整は、新たな日程策定と並ぶ課題の一つ。公式戦を流用する案以外にも、3月いっぱいは無観客の練習試合として行われる2軍戦を調整の場とする案や、近い地域内で練習試合を組む案などが挙がっているもよう。特に日本ハムは、緊急事態宣言が出ている本拠地・札幌での開催を自重する可能性が高い。

 12日の臨時12球団代表者会議で、延期期間や新たな日程とともに、空白となった期間の活用法も討議される。東日本大震災で開幕が延期された2011年は、試合形式の合同練習などで調整した。選手がベストな状態で新たな開幕を迎えられるよう、知恵を絞って最善策を探っていく。

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