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プロ野球開幕延期 4月中の開幕目指す 最短は4・3有力…12日にも決定

 日本野球機構(NPB)は9日、都内で臨時の12球団代表者会議を開き、20日予定のセ・パ両リーグの開幕を延期することを決定した。開幕延期は東日本大震災が起きた2011年以来、9年ぶり。午前中に開かれた「第2回新型コロナウイルス対策連絡会議」で、専門家チームから「延期が望ましい」という見解を受けて協議。斉藤惇コミッショナー(80)は「遅くとも4月中の開幕を目指す」とし、最悪の場合には五輪期間中の公式戦実施の可能性を示した。また、イースタン、ウエスタン両リーグは3月いっぱいを無観客の練習試合にすることも決まった。

 国難とも言える事態を前に、苦渋の決断となった。実行委員会前に急きょ行われた代表者会議後に、会見に臨んだ斉藤コミッショナー。専門家からの見解を受け「ここは時間感覚を持って判断すべきというふうに考え、開幕を延期することにした」と表明した。

 プロ野球の開幕延期は、東日本大震災に見舞われた11年以来、9年ぶり2度目。現状で最短の開幕日は4月3日が有力となった。

 ただ、先の見えない戦いは続く。斉藤コミッショナーは「われわれの一致した考え方は、お客さんを入れて143試合を行うこと。これを最優先したい」とした上で「現在、あらゆる想定をして日程をシミュレーションしている」と話した。

 開幕時期などについては、再度、12日に臨時の12球団代表者会議を開き決定する予定。斉藤コミッショナーは「遅くとも4月中に開幕できることを目指している」と、1カ月以上の延期も想定する。一方で「4月中と言ったのは、あくまで希望」と話すなど、先行きは不透明なままだ。

 その状況下で143試合のレギュラーシーズン開催へ、さまざまな方策が検討されている。今季は東京五輪での中断期間が設けられているため、予備日程の10日間を含めても余裕はない。そのため「延ばすところは延ばし、カットするところはカットする」とCS中止など大きな決断も迫られる。

 さらに「最悪の場合、ないことはない」と斉藤コミッショナーが話す、東京五輪の中断期間での公式戦開催も視野に入れることになる。

 また、当初の開幕予定だった20日から開幕までは、イースタン、ウエスタン両リーグの練習試合を1軍の調整の場とする案が浮上している。

 オープン戦を無観客試合としたが「それ以上に大変苦しい判断だった」と斉藤コミッショナー。それでも「スポーツに課せられた使命を受け止め、国民に元気を与えられるようにやっていきたい」と決意を示した。答えの見えない難問に議論を尽くし、知恵を絞り、最善策を探し続ける。

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