センバツ無観客開催準備 国士舘・永田監督「正直ありがたい」

 日本高野連は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け4日、大阪市内で第92回選抜高校野球大会(19日開幕・甲子園)の運営委員会と臨時理事会を開催。大会開催可否の最終結論は出なかったが、無観客試合での開催を目指していくこととなった。ただ今後の情勢次第で11日の臨時運営委員会で開催中止となる可能性も残された。見通しが困難な状況の中、いずれの場合も史上初の事態に直面することとなった。

 開催なら2年連続10度目の出場となる国士舘・永田昌弘監督(62)は無観客での開催準備との決定を受け、「新3年生は最後のセンバツになりますので。やらせてあげたいなとずっと思っていたので正直、ありがたい」と胸をなで下ろした。

 チームはこの日まで甲子園帯同メンバー30人で練習を継続してきた。日本高野連からの15日までの対外試合や遠征の自粛要請によって、予定されていた練習試合はすべて中止。当面は通常より練習時間を短くしながら、「野球勘を取り戻していきたい」と実戦形式のメニューを増やして調整していく。

 開催可否の最終判断は11日の臨時運営委員会に持ち越されたが、「やることを前提に精いっぱいやりたい。ぶっつけ本番はどこのチームも同じ条件になると思いますので」と前を向く。「1つでも多く勝つことが恩返しかなと思います」と指揮官。アルプススタンドに集まるはずだった全校生徒のためにも、最善を尽くす。

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