「ヤクルトの長谷川」古巣斬り 自己最速153キロ更新!1回0封
「オープン戦、ソフトバンク0-2ヤクルト」(3日、福岡ペイペイドーム)
思いの詰まった古巣斬りだった。ソフトバンクからヤクルトに移籍した長谷川が、特別なマウンドで0封アピール。自己最速を更新する153キロを記録したが「自分の投球ができればいいかなと思っていたんですが…ちょっと力んじゃいましたね」と照れ笑いした。
反省も忘れない。「点差も詰まっているし、試合も終盤なので」と2点リードの八回2死から出した四球を悔やんだ。ただ、調子が悪い中でもクイックで修正するなど、1回無安打無失点投球で恩返しを果たした。
昨年までは背番号3桁の育成選手。高津監督も「いい経験を積めている」とここまでの過程を評価し「今の段階ではいいものを見せてくれている」と言葉を続けた。期待と信頼は日に日に高まっている。
目標は開幕1軍。「もうホークスの選手ではないので。ヤクルトの長谷川として、しっかりやっていきたい」。開幕まで3週間弱。新天地1年目でチャンスをつかみ取る。