「練習試合、ソフトバンク６－４ロッテ」（２６日、アイビースタジアム）

　ロッテ・井口資仁監督（４５）が、今季の開幕投手を楽天からＦＡ移籍した美馬学投手（３３）が務めると明かした。ＦＡ移籍１年目の開幕投手は、１９９５年の工藤公康（ダイエー）、２０００年の星野伸之投手（阪神）以来３人目のレアケースとなる。

　開幕戦は、敵地・ペイペイドームで行われる３月２０日・ソフトバンク戦。抜てきした指揮官は「経験の多さと相性を考えた」と説明した。通算５１勝の右腕。昨季の対ソフトバンク戦は、７試合に登板し３勝１敗、防御率１・９７と抜群の相性を誇る。百戦錬磨の男に「向かっていくピッチングをしてほしい」と大きな期待を込めた。

　１軍の石垣島キャンプ最終日の１３日に井口監督から「開幕任せたぞ」と大役を通達された本人は「びっくりしました」と語った。「チームとしても、自分としても、いいスタートが切れるようにしたい」と表情を引き締めた。ＦＡ右腕が、宿敵の出ばなをくじく快投を披露する。