「練習試合、ソフトバンク－ロッテ」（２６日、アイビースタジアム）

　ロッテ・井口資仁監督（４５）が、試合前に今季の開幕投手を楽天からＦＡ移籍した美馬学投手（３３）に決めたと発表した。

　先発陣の柱の一角・石川や種市らの若手も候補だったとみられるが「経験と相性」を考慮し、百戦錬磨の右腕に託すことを決断。美馬は楽天時代の昨季、ソフトバンク戦で３勝、防御率１・９７と抜群の相性を誇ってきた。

　１軍の石垣島キャンプ最終日の前日１３日に本人に通達。「『開幕任せたぞ』という一言です。すぐに了解してくれました。まさか１年目で、びっくりしていた顔をしていました」と明かした。指揮官は「頼れるのは、ベテラン。彼らしい向かっていくピッチングをしてほしい」と言葉に期待を込めた。

　自身２度目の開幕投手を務める美馬は「（言われた時は）ビックリしました」とし「。いい状態でマウンドに上がって、結果を出せるように。全力で投げたい」と強い意気込みを示した。