「練習試合、阪神７－６楽天」（１６日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座）

　楽天のドラフト１位・小深田大翔内野手（２４）＝大阪ガス＝が、練習試合・阪神戦（宜野座）に「９番・遊撃」で出場した。３戦連続安打にセーフティースクイズも決めるなど、社会人時代の先輩である阪神・近本の目の前で成長した姿を見せた。

　実戦３試合連続のスタメン出場。この試合でもまた、存在感を示した。四回２死での第２打席は中前打を放ち、これで３試合連続安打。「ヒットが出ているので、いいことだと思う」と結果を喜んだ。

　小技も見せた。三回無死一塁では犠打を成功させて、その後の先制点につなげた。さらに２点リードの六回１死一、三塁では一塁側へのセーフティースクイズで追加点を挙げた。

　試合前には近本から「この時期はケガをするなよ」とアドバイスを受けた小深田。「負けたくない」と話していた先輩とプロでの対戦が実現し、「喜びはある。もっともっと活躍する姿を見せたい」と笑顔。大きな刺激を受けながら、開幕スタメンへ一歩ずつ近づいていく。