「楽天春季キャンプ」（１２日、金武）

　楽天の新外国人、Ｊ・Ｔ・シャギワ投手（２９）が、今キャンプ初めてフリー打撃に登板。ドラフト１位の小深田大翔内野手（２４）＝大阪ガス、ドラフト２位の黒川史陽内野手（１８）＝智弁和歌山＝に２８球を投じ、安打性わずか２本に抑えた。

　慣れないフリー打撃登板も「今この時期にいろいろな経験ができるのはありがたい」と、その力を見せつけた。この日の最速は１４８キロ。小深田からは変化球で空振りを取り、黒川に安打性２本を打たれたが、直球で差し込む場面も見られた。

　日本のマウンドに対しては「軟らかいね」と微調整が必要とした上で「何をしないといけないかが分かることが順調なのだと思う」とシャギワ。新守護神候補の右腕が異国の野球に順応し、本領を発揮しつつある。