がん告白の元広島・山本浩二氏【一問一答】「信じられないくらいのことが起きた」

 元広島監督で病気療養中だった野球評論家の山本浩二氏(73)が7日、巨人の宮崎キャンプを訪問。報道陣の取材にも応じ、「膀胱がん」と「肺がん」を患っていたことを明かした。

 一問一答は以下の通り。

 -昨年開幕の広島戦で始球式をして、昨年4月16日・鹿児島での解説をした後、しばらく姿を拝見しなかったが、どうしていたのか。

 「病院と家と行ったり来たりで。二つのがんにかかりまして、4回手術を。まああの、おかげさんでこうして元気で。あとはリハビリぐらいで。こうしてキャンプに来ることができましたのは、活力になる。自分では信じられないくらいの去年の1年間でした。こういうこともあるんだなぁと。皆さんも気をつけてください」

 -今後は。

 「今まで通り日本テレビ、広島テレビで野球解説をさせてもらいます。よろしくお願いします」

 -二つのがんとは具体的に。

 「膀胱がんと肺がんと。別々で転移はしていなかったみたいですけど。別々のがんで。最初は膀胱がんを手術してその後、肺。平成の最後の日に肺がんを手術して。そのあと同じようなところにまたあったんで2か所のがん」

 -4回の手術は肺と膀胱?

 「そうです」

 -転移はしていなので、摘出して腫瘍は除けた?

 「そうです。4度の手術っていうのは珍しいらしくて、体力がないとできない。さすがに体力的にはきついものがあるんで、徐々に今リハビリをやっている感じですね」

 -こうしてキャンプに来ているが、日常生活に支障はないか。

 「ですね」

 -食欲は通常通り?

 「うん、通常通り。あんまり食べるとまたぶくぶく太っちゃうから。ははは」

 -山本さんを心配していたファンも多いと思う。ファンへメッセージを。

 「本当にみなさんにご心配をおかけしましてね。知り合いと連絡をしたいけど、できないという状態が続いたので、こうやって元気でやっています。またファンの方も気をつけていただきたいと思います。本当に自分では信じられないくらいのことが起きた。何が起こるかっていうのが去年でしたね。また頑張りますのでよろしくお願いします」

 -確認だが、4度の手術は肺が2回、膀胱2回?

 「そうです。あとね、細かいのが色々あったんですよ。胆のうとかね。がんの手術っていうのは4回」

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