西武・松坂 初ブルペン16球 平成の怪物復活へ第一歩

 「西武春季キャンプ」(3日、日南)

 14年ぶりに復帰した西武の松坂大輔投手(39)が3日、今キャンプで初めてブルペン入りした。捕手の森が立った状態で新背番号と同じ16球。代名詞のワインドアップから力強い真っすぐを投げ込んだ。ブルペンでの投球は昨夏以来。「平成の怪物」が順調なキャンプを送っている。

 復活に向けての第一歩を刻んだ。半袖ユニホームの松坂がブルペンに向かい、今キャンプ初の投球練習。緊張感が張り詰める中、乾いたミット音と無数のシャッター音が鳴り響いた。大勢の視線を一身に浴びながら、立った状態の森に16球を投げ込んだ。

 「傾斜を使って、どのくらい投げられるかの確認程度だった。初めにしては良かった。6割から7割の力。ボールどうこうという段階ではないので、あまり気にしていない。(16球は)たまたまですね」

 初日から「松坂フィーバー」が再来した今キャンプ。機は熟した。「自主トレで(ブルペンに)入ってもいい状態だった。昨日の練習を終えて『入ろう』と思っていた」と明かした。

 投げたのはワインドアップから直球のみ。「試合で投げられる状態を100としたら、開幕ギリギリでいい。目いっぱいで開幕ではなく、シーズンに入ってもう一段上げられるよう余裕を持って入れればいい」との青写真を描いた。開幕は3月20日。逆算した上で、今月19日までの南郷キャンプ中の実戦登板は予定していない。

 偶然とはいえ、新しい背番号と同じ「16」球からの再スタート。「停滞することなく、少しずつでもいいので毎日前進したい」。松坂が一歩ずつ前へ進む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス