明石商4季連続甲子園で初の頂点だ 来田「ホームラン5本」中森「今年こそ勝ちたい」

 「選抜高校野球・選考委員会」(24日、オーバルホール)

 第92回選抜高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)の出場32校を決める選考委員会が24日、大阪市内で行われ、昨年春夏4強の明石商(兵庫)が4季連続5度目の甲子園出場を決めた。昨春甲子園史上初の「先頭打者&サヨナラ本塁打」を放った来田涼斗外野手、昨夏甲子園で151キロをマークした中森俊介投手(ともに2年)の“プロ注目コンビ”が中心となり、初の頂点を狙う。

 巡ってきた4度目のチャンスに、気持ちが高ぶる。昨年、聖地を沸かせた投打の柱が目指すのは、ただ一つ。甲子園の頂点だけだ。

 「ずっと甲子園で日本一を目標にやっているので、より一層気を引き締めていきたいです」。グラウンドで吉報を聞いた主将の来田は、精悍(せいかん)な顔つきで聖地を見据えた。同じく中森も「昨年は日本一を掲げながらも、ベスト4だった。今年こそは勝ちたい」と意気込む。

 1年時から試合に出場する2人にとって、今回が4度目の甲子園。入学当初から目標に掲げる“5季連続出場で日本一”に、また一歩近づいた。しかし、中森は「(優勝は)簡単じゃない。自分の実力も、チームの力もまだまだ」と冷静に現状を見つめる。

 昨秋の近畿大会・準々決勝。大阪桐蔭にリードしながらも、逆転を許し3-4で競り負けた。全国で勝つためには、もっと成長しなければならない。

 「個人的には春で155キロ。どんな時でも勝ち切れる投手に」と最速151キロエースが宣言すると、通算29発の来田も負けじと「甲子園でホームラン5本」と断言。高い目標だが、やってのける自信はある。悲願の頂点へ-。昨年、聖地で驚異的な勝負強さを見せたコンビが、再び聖地で大暴れする。

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