金田正一氏お別れの会に、19日に死去したロッテ・重光オーナーから弔電…長男感謝
昨年10月に86歳で死去したプロ野球唯一の400勝投手、金田正一さんのお別れの会が21日、東京・帝国ホテルで行われた。
招待者・関係者の部には約500人が参列。届いた弔電の中には、19日に死去したばかりのロッテ・重光武雄オーナーからのものもあった。喪主を務めた金田氏の長男で俳優・金田賢一(58)の希望で紹介された弔電は「金田正一様のお別れの会に接し、在りし日の姿をしのびつつ、衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。どうか天上より愛するご家族の皆様、そして人生をささげられたプロ野球の、今後の姿をお見守り下さい。 ロッテグループ名誉会長 株式会社千葉ロッテマリーンズオーナー 重光武雄」と記されていた。
金田さんは1973~78年、90~91年にロッテ監督を務め、74年にはチームを日本一に導いた。
賢一はあいさつで「うちの父も、重光オーナーのことが大好きでありました。年齢もひと回り上で、よく父との数少ない会話の中で『オーナーとこんな話をしてなあ』と。一番楽しそうにしゃべっていたのは、オーナーにしかられた話でした。もう齢(よわい)八十を越えてくると、父をしかってくれる人はなかなかおりません。本当に兄のように慕っておりました」と、思い出を披露して重光オーナーに感謝。「重光オーナーのご冥福を心からお祈りしたいと思います」と、故人をしのんでいた。