巨人戦力外の森福「自分のケジメ」として引退決断 第2の人生は模索中

 巨人を戦力外となり、現役引退することになった森福允彦投手(33)が、30日放送のTBS系「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」に出演した。

 13年にはWBC日本代表にも選出されるなど、球界を代表するリリーフ左腕として活躍した。29歳の年俸は1億6000万円。ソフトバンクで10年活躍した後、16年オフにFA宣言して巨人に移籍した。

 だが、新天地で厳しい現実に直面。1年目は30試合に登板したが、2、3年目は結果が出ず登板機会が減少。そして今年の10月1日、戦力外通告を言い渡された。

 「さすがにクビって言われた時は、いろんな(思いが)フラッシュバックしますよね」。熱心なファンの声にも後押しされ、「1年でも長くという気持ちはある。もしチャンスがあるならやりたいというのは胸に秘めています」とトライアウト受験を決断した。

 トライアウト前日には「野球選手としての気持ちは切れてない。応援しにきてくれる人もいるので、気持ちのこもった投球をしたい」と決意。空振り三振を奪うなど、存在感を示した。

 だが、オファーはなく、12月になり引退を決断した。「今後の人生をスタートするにあたり年をこすのにはっきりさせたかった。自分のケジメとして…ですね」。第2の人生は模索中という。

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