張本勲氏 タイトル争いで2位に終わると「ひと月眠れない。1カ月くらい飯食えない」

 野球解説者の張本勲氏(79)が29日、TBS系の生番組「サンデーモーニング」に出演し、現役時代、タイトル争いで2位に終わると「ひと月眠れない」、「1カ月くらいメシ食えない」ほど悔しかったことを告白した。

 番組では全国高校駅伝で仙台育英が優勝したことを紹介したが、張本氏はゴール直前で競り負けた倉敷の最終走者に「私ねえ、倉敷のねえ、アンカーねえ、(の気持ちが)よく分かるのよ」と同情しきり。

 「私はねえ、プロ野球でね、6カ月戦って、2番目が多かったから。ひと月眠れない、負けて。1番になれなくて、2番目。みんなは良かったじゃないか2番目言うけどね、本人は悔しくて、不安で、1カ月くらいメシ食えないんだから。タイトル争ってね。例えばリーディングヒッターとかホームラン王とか打点王とかね、タイトル1番になったらね、お金も入るし名誉も入るし、ものすごいシーズンオフが楽しいのよ」と、現役時代にタイトルを2番手で逃した悔しさを熱弁。

 「2番目が非常に多いんですよ、私は。だから倉敷のアンカーね、気持ちがよく分かるよ。悔しくて眠れないよ」と繰り返した。

 張本氏は東映(のち日拓、現日本ハム)時代に7度の首位打者を獲得したが、同時代に野村克也(南海)、長池徳二(阪急)、同僚の大杉勝男といった長距離砲がいたため、本塁打王と打点王は獲得できず。巨人移籍後の76年には谷沢健一(中日)と語りぐさになっている熾烈(しれつ)な首位打者争いを繰り広げ、僅差で涙をのんでいる。

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