日米で活躍し今年５月に現役を引退したプロ野球の上原浩治氏（４４）が２５日放送の読売テレビ「ｔｅｎ」の直撃インタビューで、「自分の中ですごい存在」と表現するイチロー氏（４６）への思いを語った。

　上原氏は「２０１９スポーツ総決算　年末ＳＰ」のコーナーで登場。２１年間の現役時代の思い出として「オールスターでのイチローさんとの対戦。ホームランを打たれたり」とイチロー氏の名前を挙げた。さらに「一緒に日の丸を背負って戦ったのもすごい思い出」と２００６年開催の第１回ＷＢＣで共に戦い金メダルを獲得した当時を回顧した。

　このときのシャンパンファイトでは、上原氏がイチロー氏の頭からシャンパンをかけたり、背中に瓶を突っ込む弾けっぷりで、イチロー氏が「お前ら、先輩を敬え、もっと！」と絶叫。当時の映像も放送で流れた。上原氏は「失礼なことをしたなあ、と。舞い上がってましたね、優勝した勢いでいっちゃった」と苦笑いで、先輩への“非礼”を振り返っていた。

　イチロー氏が３月に引退したことにも触れ「自分の中ですごい存在だから、引退ってきいたときは寂しかった」としみじみ語っていた。