元巨人外野手のウォーレン・クロマティ氏（６６）が、来季から古巣の「アドバイザー」に就任することが２０日までに決まった。陽気なＯＢ助っ人が、来季は打撃陣の底上げへ尽力する。

　今季は８月から「ゲスト」としてスケジュールの空いた時間に訪れ、岡本、丸、坂本らに打撃アドバイスを行ってきたクロマティ氏。試合前ミーティングでも選手を鼓舞するように声を掛け、リーグ優勝を支えた。

　球団はその手腕を高く評価。シーズン終了直後に、来季のアドバイザー就任を要請してきたが、この日までに受諾したもようだ。球団関係者は役割について「日本に来たときにフリーのアドバイザーのような形になる」と説明。日本に滞在中は、チームに自由に出入りできるようにする。

　８９年には球団最高打率・３７８で首位打者に輝いた。現役時代にチームメートだった原監督からの信頼も厚く、スケジュールの都合がつけば春季キャンプにも訪れる予定。レジェンドの“入閣”は大きな力となる。