オリックスは１１日、ダイヤモンドバックスからＦＡになったメジャー通算２８２本塁打のアダム・ジョーンズ外野手（３４）を獲得したと発表。同外野手との契約に立ち会った福良淳一ＧＭ（５９）は大リーグのウインターミーティングが開催されているサンディエゴの会場で「本物というか、バリバリのメジャーリーガーを獲ることができ、球団としても、自分としてもチョット興奮しています」と笑みを浮かべた。

　メジャー在籍１４年。１８２３試合に出場し、打率・２７７、２８２本塁打、９４５打点、９７盗塁。強打堅守の選手としてゴールドグラブ４回、シルバースラッガー賞１回。球宴にも５回出場した、実績と人気を兼ね備えた球団史上最大級の選手の加入に「あの実績を見たらすごいですからね。そのままの力を出してもらいたいと思っています」と同ＧＭ。１３年に３３本塁打、１０８打点をマークするなど、１１年から１７年まで７年連続２０本塁打をクリア。チームの中心的存在になることに「そこをしっかりしてもらいたいというのが一番大きい。ジョーンズ選手に入ってもらって活躍してもらいたいと思います」と話した。

　来年８月で３５歳。最近２年はいずれも１５本塁打、１６本塁打と力の衰えが見え始めているが、「ずっと平均して成績を残している。まだまだやれる。年齢に関係なく」と言い切った。

　同外野手が契約書にサインした際には同席した。「思ったより静かだった。プレーを見てたら活発な感じかなと思ってたんですけどね」。第一印象を語った福良ＧＭは「本物ですからね。（メジャーでは）若いチームでやってきたので、そういうところもチームにとってプラスになるんじゃないですか」と相乗効果も期待した。